不正咬合の種類と割合(前歯)

投稿日:2017年04月27日

こんにちは。
横浜プラージュ矯正歯科の野久保です。

これまで様々な不正咬合についてお伝えしてきました。不正咬合には症状の違いだけでなく、その原因や対処法にも違いがあり、やはりしっかりとした検査が必要ということをメッセージしてきました。

今回はおさらいにもなりますが、前歯における不正咬合の種類と、その割合についてお伝えできればと思います。ご紹介するのは、厚生労働省が定期的に発表している歯科疾患実態調査です。日本人の前歯の不正咬合の割合を調査したもので、どういった症状なのかを含めて見ていきましょう。

前歯における不正咬合割合 調査対象:男女246名

① 40%:叢生

叢生は最も多い日本人の症状で、デコボコ、乱ぐい歯、八重歯とも言います。顎の骨が小さく、歯が並ぶスペースを確保できないことから多くの日本人が叢生になっています。治療においてはスペース確保のために、大臼歯を後ろに動かしたり、歯列弓(歯の並び)を広げる、あるいは抜歯治療などがあります。状態がひどい場合だと本来横並びの歯が前後に重なってしまうということもあり、歯磨きのしづらさから虫歯(齲蝕)や歯周病へと発展してしまうリスクがあります。

② 13%:上顎前突

上顎前突は言葉通り上の前歯が出ているものを指します。下顎劣成長といって、下顎が成長しなかったことにより上顎が出ている場合や、舌癖などにより上顎前歯が前に倒れているもの、骨格のズレによるものなど色々とあります。見た目に大きく影響するため、矯正治療をされる方が多い症状の一つです。舌癖は特に症状が悪化していくため、舌トレーニングなども必要になります。

③ 12%:空隙

空隙は難しい単語に思われるかもしれませんが、隙っ歯(すきっぱ)のことを言います。比較的顎の骨が小さい日本人は叢生になりやすいのですが、12%の方は逆に隙間がある状態です。また中には虫歯などが悪化し、歯が抜けている状態の人もいます。そのスペースには隣接歯が倒れ込んで更に歯並びが悪くなる原因となる為、できるだけ早い段階での矯正治療をお勧めします。

④ 8%: 過蓋咬合

過蓋咬合とは必要以上に噛みこみすぎている状態を指し、ディープバイトとも言います。本来上下の前歯は上顎前歯が少し前に出ていて、下顎前歯に対して少しだけ被さっています。実は上下の前歯の切端がぶつかって食べ物を噛み切っているわけではないんです。ディープバイトになるとその上顎前歯が下顎前歯に深く噛みこみすぎているため、食べ物を噛み切るのが、下顎前歯の切端(先端)と上顎前歯の舌側(裏側)の歯頚部(根元)になります。そのため、上顎前歯の歯肉炎になる可能性が非常に高くなってしまいます。

⑤ 3%: 開口

過蓋咬合とは逆に、上下の前歯が触れ合わない症状を開口と言います。オープンバイトとも呼ぶ症状です。開口の場合も見た目以上の問題をはらんでいます。まず口を閉じることが出来ないことで、口腔内は乾燥し、雑菌が増殖しやすくなってしまいます。当然虫歯リスクは高まります。また食べ物を噛み切ることが難しく、奥歯を水平方向に動かしてその役割を果たそうとしてしまいます。顎の動きに問題が生じてしまい、顎関節症など見えないリスクへと発展してしまうこともあります。

⑥ 2%:下顎前突

反対咬合、しゃくれという方が馴染みがあるかもしれません。上顎より下顎が前に出ている状態です。下顎自体が前方向にずれているもの、下顎前歯が外側に倒れてしまっているものとあり、治療方法も変わってきます。また下顎前突の場合は表情にも影響します。口元が下がっているように見えますので、常に不機嫌そうに見られてしまうのも問題です。率としては少ないですが、咀嚼にも問題が出てしまうので、早めの対処が必要です。

あくまで厚労省が行った調査による割合なので、参考程度かもしれませんが、実際にはいくつかの症状が重なっていることもある為、一度検査してみる価値はあると思います。また、今すぐではなく上顎前突のように後から悪化したり、巡り巡って顎関節症になってしまうというリスクもあったりします。しっかりと検査したうえで顎の骨の成長具合をみてから考えましょうという結果になることもありますので、気になる方は矯正専門医へ相談してみてください。

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